1ページあたり十個ぐらい薀蓄が出てくる小説。これに比べたら京極がラノベに見える。
『薔薇の名前』と較べてどっちの方が蘊蓄多い?
印象で言うと『黒死館』の方が多いというか、こちらはもう衒学趣味だけで成り立ってるような作品。澁澤龍彦だったか、小栗作品を「日本文学史上に後も先もない砂の楼閣」と評してたな。